シュノーケリングのコツや初心者向け楽しみ方の情報、シュノーケリングセットなどの道具の選び方をご紹介!
シュノーケリングは、海水浴とは違い海の中の魚やサンゴなどの生き物などを見たりするアクティビティーです。シュノーケリングを初めてする方には見慣れない道具である「シュノーケリング用のマスク(水中メガネ)」や「シュノーケル」をどう使うかを知りましょう! また、シュノーケリングを事故なく安全に楽しむ方法や最新情報などをゲットして楽しい海遊びを堪能してください!シュノーケリングとは?
シュノーケリングベストと呼ばれるライフジャケット的なものを着用して海面を浮かびながら海の中を観察するアクティビティです。ダイビングのライセンスなど無しに手軽に水中の世界を覗くことができます。大人から子供まで楽しめるシュノーケリングは、ぷかぷかと浮いているだけでもとっても気持ち良いですが、海中を覗けば水族館とはまた違った自然な姿の生き物たちを見ることもできるかもしれません。「Snorkeling」シュノーケリングを英語で発音するとき
日本では「シュノーケリング」という呼び方のアクティビティとしてすっかり定着しています。英語の綴りは「Snorkeling」ですので、英語で発音するカタカナ表記では「スノーケリング」が正しいかもしれません。「Snorkeling シュノーケリング」を英語で発音しただけで和訳の違いですが同じアクティビティになります。 英語を使う外国に行った際には「スノーケリング」と英語の発音した方がかっこいいかもしれません。では「シュノーケル」「スノーケル」という呼び方の物(〜リングが付かない呼び方)ですが、これは水中に潜りながら空気を吸うためのパイプの形をした道具の名称になります。シュノーケリングとダイビングの違い
ダイビングは、Cカードなどのライセンスを必要とします。シュノーケリングと違い呼吸をするために酸素の入ったタンクを使い海中に潜るスポーツで、スキューバ(スクーバ)ダイビングとも呼ばれます。ダイビングはライセンスを取得する必要がありますが、長時間タンクの空気を使って呼吸ができるので水中を長い時間楽しむことができます。シュノーケリングと違った海の世界を観察することができますよ!ダイビングについて詳しく紹介
・ 日本のダイビング器材ブランド 「TUSA」(外部)シュノーケリングとフリーダイビングとの違い
ライセンス無しでできるフリーダイビング、スキンダイビングというスポーツもあります。これらはいわゆる「素潜り」の技術を必要とします。シュノーケリングと違って海中深くに潜りますが、ダイビングのようにタンクを使用せず、長い時間息をせず行います。
フリーダイビング、スキンダイビングは、シュノーケリングと異なり浮力体であるシュノーケリングベストを着用しないため、公式な場所(サポートや監視管理のもと)に置いて実施する必要があります。
また、イルカと一緒に泳ぐことのできるスキンダイビングではある程度の講習を受けるとイルカと友達になれるでしょう。フリーダイビング・スキンダイビング・ドルフィンスイムなどは、海中深く潜るため耳抜きなどの技術を事前にトレーニングしましょう。
シュノーケリングはどこの海でもできるの?
シュノーケリングは実施可能な場所とそうでない場所があります。遊泳禁止場所などでは絶対シュノーケリングは実施しないでください。船の航路や漁業場所、危険な潮の流れの場所などもあり、海では危険と隣り合わせなのです。また、シュノーケリングは1人では危険です。必ず2人以上のチームを組んで常にお互いの確認をし、視界からいなくならないように注意しましょう。
初心者の方必見!シュノーケリングに必要な道具の選び方
シュノーケリングをするときは、水中メガネである「シュノーケリング マスク」と呼吸をするためのパイプの「シュノーケル」、推進力を得るための足ひれ「フィン」、忘れてはならない、浮くための浮力体(ライフジャケット的な役割の)「シュノーケリングベスト」の4点のシュノーケリングセットは必ず装備しましょう。 夏場のシュノーケリングにおいても意外に水中では真夏でも体温を奪われます。ウエットスーツ、ラッシュガードなどの服装で楽しむことを強く推奨します。安全・快適に楽しむために自分にあった道具を用意しましょう。水中を見るための「シュノーケリング マスク」の選び方と使い方
シュノーケリングで使う、水中を観るための水中メガネのマスクには「大人用」「子ども用」があります。顔の大きさは個人差がありますが10歳前後を境目に「大人用」の合う・合わないお子様がいらっしゃいます。無理にお子様に大人用のサイズをつけさせると、シュノーケリング中の水の侵入や溺れの原因になります。シュノーケリング マスクには素材によって装着感が全く違います。しっかり選んで購入しましょう。新品のシュノーケリング マスクは、製造過程でつくコーティング剤などの影響で曇りやすい状態です。シュノーケリングに出かける前に自宅などで洗っておきましょう。また、日焼け止めが付着して曇る原因になるので、定期的にレンズ面を洗うと安心です。クレンザー(研磨剤入り歯磨き粉で代用可)を使ってゴシゴシとしっかりのレンズの内側を洗います。あとは水で洗い流します。How to
→シュノーケリングマスクの準備の方法を詳しく解説
呼吸をするための「シュノーケル」の選び方と使い方
シュノーケリング用のシュノーケルを選ぶポイントは2点あります。 口にくわえるので、くわえる部分は無味無臭がいいですよね。よく使用される素材の中に「塩ビ製」や「エラストマー製」があり、これらはゴム独特の味や臭いがあります。一方、医療などに使われる「シリコーン製」はゴムの味や臭いが非常に少ないです。熱などにも強く、長持ちしやすいためシリコーン製がオススメです。さらに、シュノーケリング中にシュノーケルの給気部分から波で海水が入りがちです。波除の装備がついているものを選ぶとシュノーケリング中の不快な体験が少なくなるでしょう。 シュノーケルは、マウスピース部分を歯で噛んで咥えるのではなく、唇で咥えます。まず、「あ」の口でマウスピース部分を口に入れ、「い」の口でマウスピースを軽く咥えます。最後に「う」の口で口をすぼめれば完成です。お子さんに教えるときは、この方法で教えてみてください。 シュノーケリングをしていると、シュノーケルの中に水が入ってしまうことがあります。そのまま息を吸うと水を飲んでしまいます。パイプから水を排出する方法の「シュノーケルクリア」をすれば、海面から顔を離すことなく中の水を排出することができます。方法はとても簡単です。口から息を「プッ」と勢い良く吐き出すだけ。排水弁つきのシュノーケルを使用していればより少ない空気で簡単に行うことができます。スイスイ進むための「シュノーケリング フィン」(足ひれ)の選び方と使い方
シュノーケリングで推進力を格段にあげてくれるだけではなく、足を浮かせることで姿勢が安定し、疲れにくくなります。潮の流れが早い場所に行ってしまった際にはシュノーケリング フィンがないと陸には戻れません。安全のためにも必ず着用しましょう。マリンシューズを合わせて履くことができるストラップタイプのほうがシュノーケリングではオススメです。 水辺から離れたところではいてしまうと、移動をする際に転倒しやすく危険です。シュノーケリング フィンは浅瀬で履くか、水辺のすぐ手前で履くようにしましょう。 初心者の方がやってしまいがちなシュノーケリング フィンの使い方として「足首をパタパタと動かす」「膝を曲げすぎたキック」があります。しかしこれでは水を捉えることができません。太ももから脚全体をしならせるように意識すると楽に進むことができます。大きく、ゆっくりと脚を動かしてみてください。シュノーケリングでは絶対着用しましょう「シュノーケリングベスト」
シュノーケリングを安全に行うための必需品です。シュノーケリング中に起きる「万が一の時」の助かる確率が格段に上がります。日常でも起こる疲労や足がつってしまったりしても体を浮かせ続けてくれます。子どもはもちろんですが、子供を助けるための大人の方も可能なら着用をお願いします。色々なタイプのシュノーケリングベストがあります。 シュノーケリングベストは、体に密着させて使うことでその効力を最大限に発揮します。ゆるゆるにならないようにしっかり体に装着しましょう。海・川遊びの必需品!浮力体(シュノーケリングベスト)のトレンドをまとめてみた!
シュノーケリングで覚えておくと役に立つテクニック
シュノーケリングで少し水中深くに潜った場合、水圧で耳に違和感がある場合に、耳が詰まる感覚を元に戻す行為を「耳抜き」と言います。シュノーケリング中のメジャーな耳抜きの方法を3つご紹介します。適した方法やコツは人によって異なりますので、ご自身のやりやすい方法を探してみてください!- 鼻をつまんだ状態で鼻をかむように優しく空気を出す
- 意図的にあくびをする(喉の奥を広げる)
- 唾を飲み込む
シュノーケリングの基本ルール
シュノーケリングは手軽に始めやすいマリンレジャーですが、油断は大敵。自然の力(波、潮の流れ、低水温、天候の急変、毒のある生き物との接触など)のリスクを理解し、万が一に備えた対処法や知識、器材の正しい使い方などを身に付けてから楽しみましょう。
シュノーケリングを安全に楽しむための注意事項
- シュノーケリングベストを着用する
- 事前にシュノーケリング可能なビーチ、海水浴場かを確認する
- 禁止区域では行わない
- 高い波がある、潮の流れが早い場所には近づかない
- 天候だけでなく、満潮・干潮・潮流などを調べておく
- 1人で海には入らない(万が一の時に助けを呼ぶ役割をします)
- 子ども(中学生以下)だけで行わない
- 飲酒時・体調が優れない時は行わない
- 見知らぬ海中生物・サンゴ・海藻に近づかない
- 子どもから目を離さない
- 適度に休憩を入れるようにする
- 自然を壊す行為やゴミの放置をしない
シュノーケリング中にサンゴをいじめないための注意事項
シュノーケリング中に綺麗なサンゴを見つけるとワクワクして癒されますよね。そんなサンゴやサンゴ礁は、傷つきやすい動物なのです。海水温の上昇もサンゴをいじめる原因ですが、シュノーケリング中につい岩の上で休憩したつもりがサンゴの上だった、というのも傷つけてしまう原因。シュノーケリング中に休憩するときは必ず陸に上がりましょう。垂直に立ってしまった時は、フィンでサンゴを傷つけないように気をつけましょう。
シュノーケリング中など海での事故は118番なんです!
シュノーケリング中など海において、陸上から助けられない状態で溺れたり流されたりした人を見た場合には110番や119番に連絡するのではなく「118番」の海上保安庁に連絡をしましょう。浜辺など陸に引き上がった状態であれば119番の救急隊を呼びましょう。これらの番号に連絡することのないように安全なシュノーケリングを行いましょう。
海上保安庁のページ