浄土ヶ浜でシュノーケリング|透明度抜群!東北屈指の海中世界を楽しもう

岩手県宮古市にある浄土ヶ浜は、澄み渡った海に奇岩が屹立する東北屈指の景勝地です。穏やかな海が広がり、シュノーケリングをはじめ、海水浴やSUP、遊覧船での観光など、さまざまな楽しみ方ができます。

この記事では、浄土ヶ浜の魅力、シュノーケリングの楽しみ方、周辺の観光情報などを詳しく紹介していきます。

目次

浄土ヶ浜はどんな場所?

白い岩肌の流紋岩が印象的(写真/岩手県公式観光サイト いわての旅)

浄土ヶ浜の地名は、約300年前に宮古山常安寺七世の霊鏡和尚が「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから名づけられたそうです。平成13年にはかおり風景100選、平成18年には日本の快水浴場百選 海の部特選に選定されています。

白い岩肌と青い海が織りなす絶景が楽しめる

夏の浄土ヶ浜(写真/岩手県公式観光サイト いわての旅)

浄土ヶ浜は三陸復興国立公園内に位置し、鋭く尖った白い流紋岩と、透明度の高い海が特徴

です。入り江になっているため外洋の影響を受けにくく、波が穏やかな日が多いため、夏にはたくさんの海水浴客で賑わいます。

また四季の変化によって、違った風景が見られるのも大きな魅力です。夏の夕方には浄土ヶ浜の白い流紋岩が夕陽に照らされて、神秘的な景観が楽しめます。また冬場は非常に寒いですが、海の透明度がより一層引き立ち、夏よりも海の美しさを感じられます。

マリンハウスなどの施設が整っている

浄土ヶ浜は、施設が充実しているのも魅力の一つです。浄土ヶ浜マリンハウスでは遊覧船の運航、貸ボートなどを行っています(営業期間は3〜11月、冬季休業)。浄土ヶ浜には陸中海岸の「青の洞窟」と異名をとる八戸穴という洞窟があり、ここをさっぱ船(小型船)で巡るツアーを行っています。
また更衣室、シャワー、トイレ、売店や自動販売機もあるので、安心です。

盛岡・宮古からの行き方

浄土ヶ浜は宮古駅(JR山田線/三陸鉄道)よりバスで行くのが便利です。岩手県北バスの「浄土ヶ浜ビジターセンター行き」に乗車、約17分で到着します。ここから徒歩5分ほどで浄土ヶ浜に到着します。宮古駅からタクシーで行くこともできます。
なお盛岡駅から宮古駅までは、JR山田線か急行バスを利用して約2時間です。

車で行く場合は、周辺に公営駐車場があり、無料で利用できます。駐車場から浄土ヶ浜までは徒歩10~15分です。ただし、夏の海水浴シーズンや連休時は朝早くから満車になることが多いため、早めに着くように計画を立てたほうがよいでしょう。

ベストシーズン・水温

夏には海水浴客が大勢訪れ、 家族連れの観光客がたくさん訪れる(写真/岩手県公式観光サイト いわての旅)

浄土ヶ浜のシュノーケリングのベストシーズンは、水温が上がってくる7月中旬から9月上旬頃です。夏場でも水温は20~23℃前後で、長時間海の中にいると、少し体が冷えることもあります。シュノーケリングを楽しむなら、ラッシュガードやウエットスーツなどを着用しておいたほうがいいでしょう。

なお海水浴の遊泳期間は、7月中旬〜8月下旬で、この時期には監視員がいるので、何かあったときでも安心です。

所在地岩手県宮古市日立浜町
駐車場あり
設備・サービストイレ/あり
シャワー/あり
更衣室/あり
売店/あり

(参考サイト)https://iwatetabi.jp/spots/5144/

浄土ヶ浜でシュノーケリングが人気の理由

白砂のビーチから海へエントリー(写真/岩手県公式観光サイト いわての旅)

陸上の景観を目当てに訪れる観光客も多い浄土ヶ浜ですが、東北地方随一のシュノーケリングポイントとしても知られています。海の中の見どころや、どんなふうにシュノーケリングが楽しめるのかを紹介していきます。

透明度が抜群!
東北屈指のシュノーケリングスポット

浄土ヶ浜の海は、条件が良ければ透明度10〜15mほどになることもあります。白い岩や砂地が光を反射し、海中は明るくて、初めてのシュノーケリングでも安心して楽しめます。
外洋に面したビーチとは異なり、浄土ヶ浜は入り江状の地形。波が立ちにくく、流れも穏やかなため、初心者や子ども連れでも安心してシュノーケリングにトライできます。

水中では澄んだ青い海の中に、深い緑の海藻が揺らめいています。そして、水中から顔を上げると、目の前には白い岩がそびえる独特の景色が広がり、浄土ヶ浜ならではの景観が存分に楽しめます。

メバルやアイナメをはじめ、多彩な生き物に会える

浄土ヶ浜の海には、メバルやアイナメなどの岩礁性の魚たち、ハゼの仲間などが生息しています。またウニやヒトデ、ナマコ、アメフラシ、アワビといった生き物もすんでいます。シュノーケリングで見られるまた海藻の間には愛らしい仔魚が泳ぎ、派手さはありませんが、日本の海らしい豊かな生態系が広がっています。特に夏は水温が上がるので、見られる魚の数も多くなります。

生き物たちの写真・動画撮影のコツ

浄土ヶ浜は透明度が良いことが多く、浅瀬の海藻の周辺でかわいい魚たちに遭遇できるので、写真や動画撮影を楽しむのにも向いています。スマートフォンを防水ケースに入れれば、水面付近の撮影も可能ですが、できれば防水仕様の水中カメラやコンデジをハウジング(防水ケース)に入れた撮影機材を使うと、よりきれいな水中写真が撮れます。

魚の群れや海藻が広がる風景を撮りたいなら、ワイドコンバージョンレンズをつけるのがおすすめです。また、動画を撮りたいという人は、防水ケースに入れたアクションカムを使えばラクラク撮影できますよ。

安心安全にシュノーケリングを楽しむためのコツ

浄土ヶ浜でのシュノーケリングツアーを定期的に開催しているショップはありません。セルフで楽しむことになるので、安全に十分気をつけて楽しむようにしましょう。

  • 必ず海況や天候を確認する
    浄土ヶ浜はビーチの近くでシュノーケリングを楽しむ分には、特に強い流れなどは入ってこないので、初心者でも大丈夫です。しかし、台風の接近などで海が荒れることもあるので、行く前に海況や天候を確認しておきましょう。
  • ライフジャケットをはじめ、必要なアイテムを準備しておく
    器材のレンタルショップは近くにないので、必要なアイテムを準備しておきましょう。マスク、フィン、シュノーケルは、安価なものもありますが、信頼できる器材メーカーがシュノーケリング用に作っているものを選びましょう。またサイズが自分に合っているものを使うようにしましょう。
    ほかにも足をケガから守るマリンシューズ、体を保護、保温するためのウエットスーツ、そして浮力を確保できるライフジャケットは必ず着用しましょう。
  • 必ずバディで海に入る
    海水浴シーズンには監視員がいますが、一人で海に入るのはNG。必ずバディで海に入って、常にお互いに安全を確認しながら楽しむようにしましょう。

なお、シュノーケリング中は、生き物には触らないようにしましょう。また、ゴミは必ず持ち帰るなど、マナーを守って楽しむように気をつけてくださいね。

周辺の観光・グルメ・アクティビティ情報

浄土ヶ浜はSUPを楽しむのに最適な場所(写真/Nature Life)

観光地として人気の浄土ヶ浜では、シュノーケリング以外にもさまざまなアクティビティが楽しめます。またご当地グルメも豊富なので、ぜひ楽しんで。ここではシュノーケリングの後に体験したいアクティビティやグルメについて紹介していきます。

青の洞窟遊覧船で楽しむ海の旅

遊覧船で沖に出ると、カモメが近くまでやって来る(写真/岩手県公式観光サイト いわての旅)

浄土ヶ浜に行ったらぜひ参加したいのが、「青の洞窟遊覧船」での海の旅。さっぱ船と呼ばれる小型船で、浄土ヶ浜湾内の名所「青の洞窟(八戸穴)」まで約20分で巡るツアーです。3月〜11月に開催されています。

青の洞窟の内部は、海面に光が反射して、洞窟内部が青く美しく輝いて見えます。洞窟の中では海水がエメラルドグリーンに見える場所もあり、冒険気分が楽しめます。ガイド付きのツアーなので、地域の自然や洞窟の成り立ちなどの話が聞けるのも嬉しいポイントです。

神秘的な青の洞窟(写真/岩手県公式観光サイト いわての旅)

また、移動中には、浄土ヶ浜の白い岩と青い海を船上から眺められて、陸上からだけでは感じられない大自然の迫力を感じられます。

絶景を満喫できるSUP

写真/Nature Life

浄土ヶ浜は、SUPを楽しむのに最適なロケーション。こちらは体験ツアーが開催されているので、初心者でも安心してトライできます。インストラクターがギアの取扱い方や漕ぎ方を丁寧に教えてくれます。
また、ある程度スキルが身に着いた経験者なら、青の洞窟まで行くこともできます。

写真/Nature Life

SUPでは遊歩道からはわからない、浄土ヶ浜の岩の質感や大きさ、海の透明度や海洋生物との出会いがあり、春には新緑、秋は紅葉で山が綺麗な姿も眺めることができます。
なお、浄土ヶ浜の近くにある「浄土ヶ浜ビジターセンター」は自然に関する展示や映像解説が充実しています。海に入った後に訪れると、より浄土ヶ浜周辺の海について詳しくなれます。

浄土ヶ浜周辺のグルメ情報

ご当地グルメの宮古ラーメン(写真/岩手県公式観光サイト いわての旅)
お土産には三陸産のウニの瓶詰がおすすめ(写真/岩手県公式観光サイト いわての旅)

浄土ヶ浜でシュノーケリングを楽しんだ後には、宮古ならではの海鮮料理やラーメンなどを食べるのがおすすめ。浄土ヶ浜マリンハウスの館内のレストランでも新鮮な海鮮丼やラーメンなどが食べられます。

また宮古市内に戻れば、海鮮を扱う飲食店やご当地ラーメン・宮古ラーメンの店などが何軒もあります。町中華のおいしい店もあるので、ぜひ足を伸ばしてみましょう。

まとめ:岩手・浄土ヶ浜で“東北の海の魅力”を体感しよう

岩手県宮古市にある浄土ヶ浜は、透明度の高い美しい海、穏やかで安全な環境、初心者や家族連れにも優しい設備が揃った、東北屈指のシュノーケリングスポットです。

シュノーケリングでは岩手の海ならではの生き物が見られ、奇岩が織りなすダイナミックな景観も楽しめます。そして、アフターシュノーケリングに楽しみたいアクティビティも充実しているので、旅行がてらぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。東北・岩手を旅するなら、ぜひ浄土ヶ浜でシュノーケリングを体験してみてください。

(協力先)
写真・情報提供/一般社団法人 Nature Life 

@yuki0120_fit
https://www.instagram.com/yuki0120_fit/


ライタープロフィール
山崎陽子

編集者/ライター

学生時代に訪れた沖縄・慶良間諸島で海の美しさに魅了され、卒業後スキューバダイビングの専門誌『マリンダイビング』編集部に就職。沖縄、モルディブ、タヒチ、パラオ、メキシコ、タイなど、国内外約30エリアの海と島を取材。現在はフリーランスとして、幅広いジャンルで活動中。著書に『こんなの見たことない! 海のエイリアン図鑑』(共著、2024年 山と溪谷社)がある。

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