スノーケリングを楽しもう
マーシャル諸島は、「太平洋の真珠の首飾り」と呼ばれる29の環礁(サンゴ礁でできたリング状の島)と5島から成り立っていて小さな島々の総数は1,200を超えます。首都のあるマジュロ環礁は、ホノルルの南西約3,700km、グアムの東約2,500kmにあり、美しい海には、サンゴ礁が群生していて、多くの海洋生物が生息しています。
[気候] 平均気温27℃(10月・11月は雨期)
[時差] 日本より3時間進んでいる。(日本が午後1時のとき、午後4時)
[言葉] マーシャル語・英語
[通貨] アメリカ・ドル$
[アクセス] <直行便>5時間30分 <グアム経由>最短14時間
夜に成田を発ち、機内で夕食を食べた後、一眠りすると、早朝、マーシャル諸島共和国の首都マジュロに到着する。マーシャルアイランドリゾート(以下MIR)へは、空港から車で約20分。到着すると、レストランで朝食を食べながらウェルカムレセプションを受ける。ここでは、マーシャルのこと、サンゴについて、そして、ゴミの分別方法や資源のリサイクルについての説明を受ける。
部屋に入ると、目の前一面にブルーの海が見える。全室オーシャンビューのこのホテルは、のんびり過ごすのに最適だ。少し眠った後、ホテルのプールでスノーケリングの練習をするのもいい。またホテルの前にもサンゴ礁が広がっているので、スノーケリングを楽しむことができる。マジュロ1日目は、昼寝をするなど体を休め、明日に備えよう。
スノーケリングツアーに参加。ホテルの前から船に乗り、ポイントを目指す。場所によって次々に色が変わる美しい海。ヤシの木が生い茂る小さな島々。絵ハガキのような景色を横目に船は進む。
出発して15分、キロム島にあるタカズコーラルガーデンというポイントに到着。マスク・スノーケル・フィンを着け、海の中へ。1~3mの浅い場所にサンゴが群生している。元気いっぱい色とりどりに生い茂る広大なサンゴ礁に海の中で思わず声を出してしまう。
ほとんどのスノーケリングポイントは、環礁内にあるので、波が比較的おだやかでゆっくりとクマノミなど、かわいい熱帯魚を見ることができる。泳ぎが苦手でもスノーケリングベストを着用すれば、安心・快適にスノーケリングを楽しむことができる。
マーシャルの強烈な日差しから肌を守る日焼け止めは不可欠だ。ラッシュガードもぜひ用意したい。
休憩を兼ねて船上でランチ。この日のお弁当は、まぐろの刺身弁当。マーシャル諸島は、過去日本の統治国であったこともあり“刺身”は“サシミ”と言い、一般的に食べられている。
お弁当の容器は、食べ終わった後、中に貼ってあるフィルムをはがすと水を使わずキレイに分別することができる。容器は、油化装置によって石油にし、燃料として再利用される。またコップは、使い捨てではなく洗浄する時、水の量が10分の1で済むリユースカップを使い、貴重な水を節約している。
食事の後、5分ほど船を走らせ、「アネモネNo.1」ポイントに。ここは、干潮時だと海面から5m程の場所に沈んだ輸送飛行機が見られる。このような沈んだ飛行機や船は何十メートルもの深さのところで見られることはあるが、こんなに浅い場所で見られるのは珍しい。子どもたちよりも、お父さんの目が輝くのではないだろうか。迫力のこの光景は、是非見ておきたい。
“無人島貸し切り”という体験ができる「セレンディパーアイランドリゾート(以下セレンディパー)」は、ap bank(音楽プロデューサー小林武史氏、Mr.Childrenの桜井和寿氏らによる環境に関するプロジェクトに融資を行う団体)から融資を受けた自然のエネルギーを最大限に利用したリゾートだ。
ここでの電力は、太陽光発電やココナッツオイルを燃料とした発電による。また、マーシャルでは水が貴重なため、トイレは水を使用せず、排出物をおが屑と混ぜ合わせるバイオトイレを採用している。このおが屑も、ゲストが使用した間伐材製の割り箸を砕いて作っている。さらに、使用後のおが屑などは、有機肥料として利用される。太陽熱温水器で沸いたお湯のシャワー、ヤシの殻を燃料とした五右衛門風呂もある。海に沈む夕日を眺めながら、五右衛門風呂に入れば、美しい景色を独占。この島一番のオススメだ。
ツリーハウスに登って読書をしたり、ハンモックに揺られて昼寝をしたり、もちろん目の前でスノーケリングもできる。またカヤックもあり、乗りながら、のぞきメガネで、海の中をのぞいたり、釣り道具を持って行けば、釣りもできる。
セレンディパーでの食事は、バーベキュー。燃料は、ヤシの殻だ。希望すれば、バーベキューの炭を燃やしてもらう、お風呂を沸かしてもらう、釣った魚をさばいてもらうなどを無料で “バトラー(お手伝いさん)” にお願いすることもできる。バトラーを常駐させることも可能である。もちろん、すべて自分たちですることもできる。
セレンディパーは、原始的な体験をするのではなく、リゾートを満喫しながら、快適に自然の力を借りたエコを体験することができる。
島内観光ツアーに参加。まず、車はカラフルな民家の前で止まった。地元の女性に教わりながら、ヤシの葉を使ったバスケット作りを体験。
途中、道路の脇に、パンの実(ブレッド・フルーツ)を発見。パンの実は、マーシャルのローカルフードで、焼いたり、ゆでたり、油であげてポテトチップのようにして食べる。
お弁当の容器を石油に変える油化装置を見た後、マーシャル諸島の一大産業であるコプラを加工する工場を見学。ココナッツオイルは、「コプラ」と呼ばれる乾燥したココナッツの果肉から製造される。空港を少し越えたところにあるまっすぐに続く道路で記念撮影。左右に美しい青い海が広がる。
島内観光、最後の見学地は、空港近くのゴミ処理場。プラスチックから車まで一箇所に集められ、放置されたままである。台風や大きな波がくるとゴミが海に流れてしまうこともあり、ゴミ処理は深刻な問題になっている。
そんな状況ではあるが、島に在住する外国人たちによる分別回収、リサイクルの輪がマーシャルの人たちにも広がり始めている。
国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、現在より気温が3度程度高くなると世界各地でほとんどのサンゴが白化するという予測を出した。
現在、マーシャルのサンゴは、白化もなく、美しく元気いっぱいに生存している。しかし、40年後、世界中のサンゴが死滅する可能性がある。また、マーシャルの島々は、このまま温暖化が続けば数十年のうちに沈んでしまうと言われている。
子どもたちが大人になり、自分たちの子どもを持った時、サンゴ礁もマーシャルの島々も、なくなっているかもしれない。それを防ぐのは、私たち一人一人の心がけによる。今回の旅は、スノーケリングを楽しみながら、肌で直接温暖化や環境問題を学ぶことができた。まずは、できることから始めてみたい。帰ったら、クーラーの温度は、28度に設定しよう。


それぞれの島に名前がつけられているが、マーシャル語では覚えにくいので、環礁に並んでいる島を順番に『No.1』、『No.4』というように呼んでいる。このポイントにしかいない全身真っ黒なサンボンセンクマノミは、要チェック。


ボコラップ島周辺に広がる環礁のポイント。環礁で外洋から隔てられているので、海は常に穏やかでスノーケリングに最適。マーシャル固有種のサンボンセンクマノミのコロニー(集落)がある。


ボートで20分の距離にあるアネモネ島のポイント。海面から5m(干潮時)のところに輸送飛行機が沈んでいる。また、島にはバーベキューのコンロなどがあるので、ピクニックも楽しめる。


日本人の水中写真家、越智隆治氏がこのポイントを絶賛したことから名付けられた。浅瀬の真っ白な砂地一面に広がるサンゴ礁は、まさに水中の原生林、サンゴの森だ。この景色は、見る者の心を奪う。


マジュロの港からボートで15分。周囲280mの島を丸ごと貸し切ることができるリゾート。島周辺の水中は、白砂が広がり、水中で地平線が見えるくらい澄み渡っている。ところどころで、サンゴも見られる。島に滞在して、この風景を独占してみては。


マーシャル・アイランド・リゾート(MIR)の目の前でも、スノーケリングが楽しめる。練習に最適。透明度はそれほど高くないが、サンゴも見られる。船の往来するところは、危険なので、入らないように。
私たちクルーズアンドアイランドは、すぐに海面上昇をとめ、ゴミ問題を解決することはできません。しかし、マーシャルへ旅行に行くお客様や現地の人にその問題に少しでも興味を持って知ってもらい、それに対応できる取り組みに挑戦しています。様々なツアーをご用意。アレンジも可能です。また、マーシャルだけでなく、南の島のことなら何でもご相談ください。










